高松商イレブン、アテネ五輪代表監督・山本氏から指導

 第95回全国高校サッカー選手権(30日開幕、埼玉スタジアムほか)に出場する香川・高松商イレブンが8、9日の2日間、04年アテネ五輪日本代表監督の山本昌邦氏(58)から直接指導を受けた。

 用品メーカーが実施する「プーマ・サッカークリニック」の一環として行われたもので、選手たちは11年ぶりに挑む大舞台に向け“世界レベル”のアドバイスに熱心に耳を傾けた。

 「周りからもっと声をかけろ!」「いい動きだ!素晴らしい!」-。山本氏の叱咤激励の声がグラウンドに響く。入念なウォーミングアップのあと、パスやトラップなどの基本練習、そしてクロスからのシュートや守備の連係など戦術的な練習へ。クリニック2日目の9日も、張り詰めた雰囲気の中で技術指導が行われた。

 「一番のテーマは動きながらの精度。パスしたら走る、ボールを受ける前にマークを外す。ボールがないところでのプレーをより速く、より正確にやることを心がけてほしい」と山本氏。約2時間の練習を終えると選手たちを集め「この全国選手権が君たちの人生の分岐点になる。グラウンドに落ちているチャンスを自分たちの手でつかみ取れ」と熱いエールを送った。

 高松商は来年1月2日の初戦(2回戦)で駒大高(東京)と対戦する。「世界で戦ってきた方から指導を受けることができて、貴重な経験になった。教わったことをしっかり身につけて、全国選手権に向けて準備したい」とFW矢野樹(3年)。副主将のDF高野凌央(3年)は「大事な基本を再確認できた。全国の舞台で、自分たちが成長した姿を山本さんに見せたい」と意気込んだ。

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