シャペコエンセに南米カップ優勝杯 賞金2億2800万円も贈呈へ

 南米サッカー連盟は5日、南米カップ決勝第1戦へ向かう途中での航空機墜落事故で19選手を亡くしたシャペコエンセ(ブラジル)の同杯優勝を正式発表した。優勝トロフィーと賞金200万ドル(2億2800万円)が贈られる。シャペコエンセに優勝を譲りたいと申し出た決勝の相手アトレチコ・ナシオナル(コロンビア)にはフェアプレー賞と準優勝の賞金100万ドル(1億1300万円)が贈られる。

 南米カップ優勝チームは、毎年7~8月に日本で開催されるスルガ銀行チャンピオンシップへの出場権を得る。来年大会ではルヴァン杯優勝の浦和との対戦が予定されているが、南米連盟はシャペコエンセの出場の有無には言及しなかった。主力選手の大半を失ったばかりでチーム再建が急務となっており、今後、数カ月間かけて決断する見込み。

 また、ブラジルサッカー連盟は来年1月下旬、ブラジル代表がコロンビア代表と親善試合を行い、収益金を遺族らに贈ると発表した。(ロンドン・原田公樹)

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