墜落事故で死去のケンペス選手 元所属のJ22チームが哀悼の意

 サッカーのブラジル1部シャペコエンセの選手ら乗客乗員計81人が搭乗した航空機が、コロンビア中部メデジン近郊で墜落した事故を受け、同機に搭乗していたFWケンペス選手(享年34)がかつて所属していたC大阪、千葉のJ22チームが30日、クラブの公式サイトなどで哀悼の意を表した。

 ケンペスは12年2月に当時J1だったC大阪に期限付き移籍で加入。9カ月間プレーし、公式戦34試合で9得点を挙げた。13年からJ2千葉に完全移籍し、同年には22得点で得点王に輝いた。

 2012年シーズンで一緒にプレーした当時のキャプテン、藤本康太選手は、「嘘であってほしいと思っていたし、言葉にするのが難しいです。外見は怖さがありましたが優しくて、真面目でチームのために自分を犠牲にできる選手でした。大阪ダービーでケンペス選手が得点して決めたのが一番頭に残っています」と早すぎる別れを惜しんだ。

 クラブはブラジル最大の放送局ヘジ・グローボの報道や同国サッカー関係者の情報から、「ケンペス選手が搭乗され、残念ながらご逝去されたとの知らせを受けることとなりました」と突然の悲報に戸惑いを隠せず、「ここに故人の生前のご功績を偲ぶとともに、謹んでお悔やみ申し上げます」とつづった。

 また、ケンペス選手が2013、2014年シーズンに所属していた千葉は、前田英之代表取締役が「ブラジル1部リーグ所属シャペコエンセ 墜落事故に関するすべての方へ」とコメントを発表。

 千葉では77試合、38得点(リーグ、昇格プレーオフ、天皇杯を含む)の成績を残し、「在籍1年目にはJ2リーグ得点王にも輝くなど大変輝かしい功績を残されました。彼の活躍を改めて称え、ご冥福をお祈り致します」と記した。

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