浦和CS決めた 興梠2戦連発!手倉森コーチ、日本代表に「推したい」

 「J1、浦和3-0広島」(25日、埼玉スタジアム2002)

 第2ステージ首位の浦和はFW興梠慎三(30)の2試合連続ゴールなどで広島に快勝。3連勝で年間3位以内が確定し、年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)出場を決めた。年間順位で首位の川崎も横浜Mに競り勝ちCS進出。日本代表のハリルホジッチ監督が視察に訪れたG大阪-FC東京は、G大阪FW長沢駿(28)のゴールなどで引き分けた。

 浦和の勝負強さが際立った。前半32分に広島FWウタカがPKを失敗すると、2分後の同34分に幸運なオウンゴールで先制。後半立ち上がりも広島が迎えた2度の決定機をしのぐと、同5分に公式戦5戦ぶり先発のFW興梠が追加点を挙げた。ピンチの直後に得点を重ね、勝負を決めた。

 2戦連続ゴールの興梠は「押し込むだけだった」と振り返った。オーバーエージ枠として出場したリオデジャネイロ五輪後は「サッカー人生で一番出し切った。正直、燃え尽きた」と話していたが、ようやく復調気配。視察した日本代表の手倉森コーチは「攻撃にバリエーションをもたらしている。(ハリルホジッチ監督に)推したい選手」と評価した。

 後半15分にはMF高木が今季初得点でダメ押し。昨年7月の広島戦ではPK失敗でチームの不敗記録を止める要因となり、人目をはばからず涙した25歳は「悔しい思いを晴らせた。友人の父が最近亡くなったのでそういう思いも背負って臨んだ」と明かした。

 苦手広島から公式戦6戦ぶりの白星。2連敗後の3連勝で息を吹き返した浦和が、06年以来の優勝へ着実に近づいている。

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