清武、セビリア入団早々に新監督退団? アルゼンチン政府介入で代表監督へ

 サッカー日本代表、MF清武弘嗣の所属するスペイン1部リーグ・セビリアが、改めて新監督招聘に動かなければならない事態が現実的なものになっている。今夏に就任したばかりのホルヘ・サンパオリ監督が母国アルゼンチンの代表監督になる見通しが強まっている。

 スペインのアス紙によるとヘラルド・マルティノ氏の辞任で空席となっているアルゼンチン代表監督に、サンパオリ氏が有力候補となっており、同国協会が調整中。セビリアに対して810万ユーロ(約9億4000万円)の違約金を支払うことになるが、アルゼンチン政府または企業からの援助を受けて解決する構えだという。

 アルゼンチン協会では前監督らへ数カ月に渡り、給料未払いの問題が起きている。また今回の代表監督人事についても本来なら協会関係者が当地入りしてサンパオリ監督ら候補者と面談するところだが資金面で断念した経緯もある。それでもアルゼンチン協会の幹部の1人は「日々の必要経費も払えないAFA(アルゼンチン協会)が契約解除金を払う可能性があるということは常識的に理解に苦しむところ。でも実際そうなっている」とサンパオリ監督招聘の動きを認めている。

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