悩める手倉森 最終選考「遅らせたい」

 日本サッカー協会は1日に、原則23歳以下で臨むリオデジャネイロ五輪代表18人を発表する。30日は都内でスタッフ会議を開き、最終選考を行ったがメンバー決定には至らず、所属クラブへの通達は発表当日となる見込みだ。五輪前、国内最後となった南アフリカ戦の勝利から一夜明け、手倉森誠監督(48)は「眠れなかった。発表を遅らせたいくらい」と悩める胸中を語った。

 運命の日を翌日に控えた手倉森監督が「発表を遅らせたいくらい」と、悩める胸の内を明かした。会議で18人はほぼ絞り込んだが、日本協会の霜田技術委員によると最終決定には至らなかったようだ。

 24歳以上のオーバーエージ(OA)枠のFW興梠、DF塩谷、藤春や、欧州組のFW久保、MF南野に加え、GK櫛引、中村、DF植田、亀川、MF遠藤、大島、矢島、FW浅野は当確。負傷から復帰し、南アフリカ戦で結果を残したFW中島、DF室屋も選出確実となった。さらに左膝内側側副靱帯損傷のDF岩波は、来週からチームの全体練習に合流予定と順調に回復しており、選出が有力視されている。

 手倉森監督を悩ませるのは最後の1~2人だ。3枠とみられるボランチは、最終予選で五輪出場を決定付ける得点を決めたMF原川、複数の守備的ポジションをこなす橋本、小柄ながらボール奪取能力に優れる井手口が最後の1枠を争う。

 2列目も激戦区で、左利きでプレースキッカーも務められるMF野津田、快足が持ち味の伊東、最終予選で得点を挙げた豊川の中から1人が選ばれるとみられる。

 最終判断は手倉森監督に委ねられ、一晩をかけて結論を出すため、各クラブへの通達は発表当日になる。14年1月のチーム立ち上げから2年半。トレーニングパートナーを含め計78人を招集してきた手倉森監督が最後の決断を下す。

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