モウリーニョの目玉補強はスペイン人?

 サッカースペイン1部リーグ、セビリアのラモン・ロドリゲス・ベルデホSDが現職を退く考えを表明した。通称“モンチ”は近年のセビリアの成功を選手補強、監督招へいなどの面で支えた重要人物で、早くもビッグクラブからのラブコールが殺到しているとの憶測が飛び交っている。

 モンチ氏は30日、クラブ幹部会で契約を1年残した現時点で退任の考えを示した。これまでにも同様の考えをほのめかしたことはあるが、今回ほど明確な形での宣言はなかったという。新天地候補として31日のスペイン紙アスによると、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)のモウリーニョ新監督が同氏の加入を熱望しているという。ほかにも以前にも引き抜きを画策したことがあるレアル・マドリードが触手を伸ばす可能性もあるとされる。

 モンチ氏は2000年に現職就任。独自のスカウティング体制を確立し、東欧、北欧、アフリカなどからも積極的に選手補強。活躍した選手をビッグクラブに売却しながらもチームレベルを上げた立役者の1人。なおチームは最近16年でヨーロッパリーグ優勝5回、国王杯優勝2回、欧州とスペインのスーパーカップを各1回獲得している。

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