バルセロナ勝利の陰に監督の“一喝”
サッカーのスペイン1部リーグ、バルセロナが4月30日・ベティス戦のハーフタイムの際、ルイスエンリケ監督が、選手に強烈な「喝」を入れていたという。発奮したチームは、後半にFWルイス・スアレスらがゴールを決めて2-0の快勝。2日のスペイン紙スポルトが“裏話”を報じた。
今季一番と言える激しい口調だったという。試合開始からの低調さから、ルイスエンリケ監督のいら立ちは0-0の前半終了時にピークに達した。ロッカールームでイレブンを前にすると「みんな、すぐに仕事を片付けるのか、リーガ優勝を逃すのか、2つに1つだ!」といった普段は使わないトーンでスピーチを展開。聞き入ったメッシ、ネイマール、ルイス・スアレスら主力選手は気持ちを切り替えて後半に臨み、大きな勝ち点3を得た。
同リーグの優勝争いは激しさを増しており、残り2節の現時点で、首位のバルセロナが勝ち点85、2位に同じ勝ち点のアトレチコ・マドリード、3位にレアル・マドリードが勝ち点84が続く。勝ち点で並んだ場合、当該対戦成績が優先される。“3強”の対戦はすべて終わっており、バルサはアトレチコに2勝、レアルには1勝1敗だが2戦合計5-2で優位に。アトレチコはレアルに1勝1分け。レアルが逆転優勝するためには、2チームを勝ち点で上回る必要がある。