香川、自画自賛弾「周り見えている」

 「ドイツリーグ、ドルトムント5-1ウォルフスブルク」(30日、ドルトムント)

 ドルトムントのMF香川真司(27)はホームのウォルフスブルク戦にフル出場して前半に先制点を挙げるなど、1得点1アシストで5-1の勝利に貢献した。2試合連続得点で今季9点目。アイントラハト・フランクフルトのMF長谷部誠(32)はダルムシュタット戦にフル出場し、後半に今季初ゴールを挙げた。チームは2-1で勝った。DF酒井高徳(25)のハンブルガーSVは武藤嘉紀のマインツと0-0で引き分けた。酒井高はフル出場し、右膝を痛めている武藤はベンチ外だった。

 反応の良さが好調ぶりを物語っていた。前半7分、香川はムヒタリャンのシュート性の折り返しを的確に捉えて先制点。13点を記録した2011~12年シーズン以来の2桁得点にあと1とし「周りが見えている。普通は力が入っちゃうけど、ぽんと合わせる感じで意外と冷静にできた」と自賛した。

 前節後の休日を利用し、イタリアで日本代表チームの同僚である長友(インテル・ミラノ)本田(ACミラン)と会ったという。張り詰めていた神経を少しの間解きほぐし「また頑張るぞという活力になった」と語る。

 ウォルフスブルク戦では宿敵バイエルン・ミュンヘンへの移籍希望が明らかになった主力DFフンメルスが地元ドルトムントの観衆からブーイングされ続けた。香川は「一番つらいのは彼自身。マッツ(フンメルス)のためにも戦おうと思った」と心情を思いやった。

 Bミュンヘンとは21日のドイツ・カップ決勝で激突する。「改めてサポーターのチームへの愛やライバルへの思いを感じた」と香川。ライバルとの決戦に向け、背番号23が攻撃を引っ張り続ける。

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