大儀見「価値ある」澤の10番で五輪!

 日本サッカー協会は25日、女子のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選(29日~3月9日)に臨む日本代表「なでしこジャパン」20人を発表し、昨年引退した澤穂希さん(37)の代名詞、背番号10を背負うことが正式に決まったFW大儀見優季(28)=フランクフルト=は、後継者としての自覚をにじませた。

 名実ともに、日本のエースになる。大儀見は背番号10番についてこう言った。「長い間、澤さんが付け、澤さん自身が価値を高めていったと思う。女子の代表の中では、価値のあるもの」

 これまで「10番は特別」と言い続けてきた佐々木監督は「本人に打診した中で、本人も10番を付け、女子サッカーの未来のためにやっていきたいと言ってくれた」と説明。リオ五輪、19年のフランスW杯、さらには東京五輪を見据えての決断であり「彼女らしい10番に期待をしている」とエールを送った。

 これまで背番号を気にしたことはないという大儀見だが「1つのきっかけになるもの。気持ちの切り替えに使えるのでは」。試行錯誤で10番と向き合っていくつもりだ。

 「自分たちが引っ張っていくという自覚や責任は、澤さんが引退したことで新しく芽生えた。限られた準備期間を大切に、予選を迎えたい」。代表メンバーも発表され、緊張感も高まってきた。覚悟を持った新10番が、日本をリオへと導く。

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