浦和・槙野1年前のリベンジに燃える

 「Jリーグ・チャンピオンシップ・準決勝、浦和-G大阪」(28日、埼玉スタジアム2002)

 サッカーJ1の年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)は28日から始まり、準決勝は、第1ステージ覇者の浦和と、年間勝ち点3位のG大阪が、埼玉スタジアムで対戦する。27日は浦和がさいたま市内で、G大阪は大阪府吹田市内で、それぞれ決勝進出に向けて最終調整した。

 1年前の悔しさを晴らす。浦和の日本代表DF槙野智章(28)がチームの気持ちを代弁した。「ここが見せ場で、この日のためにやってきた。相手がG大阪で良かった。1年前の敗戦から、成長した姿を見せたい」

 14年11月22日、埼玉スタジアム。勝てばJ1優勝が決まる浦和だったが、ホームでG大阪に完敗。結果的に優勝を逃した。「本当に痛い敗戦。今年のゼロックス杯でもG大阪に負けているし、ここぞのガンバは強いイメージ。ただ、僕らもうっぷんを晴らすためにやってきた」。一発勝負のCS準決勝。今度こそ、負けられない。

 この日は「今週できた、いい練習のイメージを残したいから」とペトロビッチ監督は全体練習を30分程度で切り上げた。1トップでの先発が濃厚なFW李忠成は「レッズに関わるすべての人のためにやりたい」。思いを、勝利という形に変えてみせる。

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