ブラジル、ネイマール出場停止響き零敗

 「W杯南米予選、チリ3-2ブラジル」(8日、サンティアゴ)

 サッカーの18年W杯ロシア大会南米予選は8日、各地で開幕し、FWネイマール(バルセロナ)が出場停止のブラジルは敵地で南米王者チリに0-2で屈した。予選は10カ国がホームアンドアウェー方式の総当たりで争い、4位までが出場権を得る。5位はオセアニアとのプレーオフを戦う。

 ブラジルが、いきなりつまずいた。ことしの南米選手権で退場処分を受けて4試合出場停止処分を受け、予選最初の2戦に出られないネイマールへの依存度の大きさを露呈した。

 代わりにドウグラスコスタが先発。今季加入のバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)で活躍しているサイドアタッカーは軽快なドリブルで果敢に突破を仕掛けたが、周りとの連係がいまひとつ。決定的な仕事ができなかった。

 ワントップは先発のフッキ(ゼニト)が孤立。今季ブラジル選手権得点王争いのトップに立ち、35歳で久々に代表復帰したオリベイラ(サントス)も後半31分から出場したが、力不足だった。

 W杯で史上最多5度の優勝を誇るが、得点もチャンスメークもできる大黒柱を欠いては、南米選手権を制したチリに歯が立たなかった。ネイマールは次戦も出られない。オリベイラは「ブラジルが常に勝利を求められることは自覚している。自信は失っていない」と強気に話したが、説得力はなかった。

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