ザルツブルク南野A代表招集へ

 サッカーW杯アジア2次予選のシリア戦(10月8日・オマーン)でU-22日本代表FW南野拓実(20)=ザルツブルク=の招集が検討されていることが8日、分かった。オーストリアで研さんを重ねる若武者に対して、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)の評価は高く、飛び級でA代表に招集される可能性が出てきた。

 若きドリブラーがA代表入りを果たす可能性が高まった。代表チーム関係者によれば、スタッフ間で南野に対する評価は将来性も含めて高く、ハリルホジッチ監督も映像を熱心に見ているという。

 海外クラブ所属のため、U-22代表の活動には支障をきたしているが、Aマッチデーによる拘束力が発生するA代表なら問題ない。関係者によれば、南野は9月のカンボジア戦とアフガニスタン戦の2試合に関しても、右FWの位置でバックアップメンバーに指名されていたという。

 6月のシンガポール戦で引き分けたことも影響して、9月の2試合のメンバーは欧州組も含めたフルメンバーとなったが、10月のW杯予選は8日のシリア戦のみ。同13日には親善試合のイラン戦(テヘラン)も行われる。「3年後を見据えて強化している」と語るハリルホジッチ監督にとっても、攻撃面で複数のポジションをこなせる南野はテストしやすい状況にある。

 南野にとっても大きな成長の機会となる。昨年のブラジルW杯前に行われた国内組候補合宿でA代表の雰囲気を味わっているが、欧州組も含めたA代表は未経験。気候の厳しい中東遠征も、来年1月のリオ五輪予選に生きてくるだろう。

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