蛍“完全アウェー”なんの「逆に好き」

 「W杯アジア2次予選、日本-アフガニスタン」(8日、テヘラン)

 サッカー日本代表は、W杯ロシア大会アジア2次予選E組第2戦のカンボジア戦の勝利から一夜明けた4日、同3戦のアフガニスタン戦に向けて、開催地のイラン・テヘランに出発した。午前中はさいたま市内で練習。MF山口蛍(24)=C大阪=は、中立地ながら“完全アウェー”も予想される次戦に向けて「そういった環境は逆に好き」と心を躍らせた。逆境にも動じない精神力で、ハリル・ジャパンを“敵地”初勝利に導く。

 山口が“完全アウェー”に心を躍らせた。アフガニスタン戦は政情不安により、中立地テヘランで行われるが、アフガニスタンとイランは国境を接する隣国同士。イラン国内には100万人を超えるアフガニスタン人が居住しており、多数のアフガニスタンサポーターが応援に詰めかけることも予想される。

 試合が行われるアザディ・スタジアムは9万人収容。立ち見席となっている2階席が開放されるかは微妙だが、スタンドが相手サポーターで埋め尽くされれば、中立地とはいえ“完全アウェー”の状況となる。

 そんな逆境にも山口は胸を弾ませる。イランは初めてというが、カタール代表監督などを歴任し、中東での経験も豊富なC大阪のアウトゥオリ監督から大観衆の熱狂ぶりは伝え聞いている。思わず萎縮してしまいそうな雰囲気にも「そういった環境は逆に好き」と、静かに闘志を燃やした。

 ロンドン五輪アジア予選ではシリア、バーレーンなど中東での戦いも経験しており、「ホームと同じようにやることが必要」と、平常心の重要性を説いた。ハリル・ジャパンは東アジア杯で3戦未勝利に終わるなど、国外で白星を飾っていない。「アウェーで勝ち癖をつけたい」と勝利の必要性も訴えた。

 カンボジア戦から一夜明け、午前中にランニングやストレッチなどで回復に努めた。定位置をつかみつつあるボランチが、アウェーにも動じない精神力で“敵地”初勝利に導く。

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