「スペインリーグ、Ｒ・マドリード５－０ベティス」（２９日、マドリード）

　レアル・マドリードのＭＦハメス・ロドリゲスがフリーキック、さらにオーバーヘッドと鮮やかに２得点を決めた。前回開幕戦で自身をベンチに置いたラファ・ベニテス監督に「得点力不足」のレッテルをはられたが、汚名返上のアピールとなった。

　試合開始２分、センタリングを上げて、ＭＦベイルの先制点をアシストすると、３８分にも右サイドの角度のないところから逆サイドのポストを直撃するフリーキックを決め、自身１点目をマークした。圧巻は後半開始すぐの４９分、ゴール正面でボールを浮かせて、オーバーヘッドキックで締めくくった。

　「これまでオーバーヘッドで得点したことはなく、３本の指に入る良いゴールだ。でも大事なのはチームが勝つこと」とハメス。ベニテス監督は「ハメスはコパ・アメリカに出場したことでプレシーズン加入が遅れ、プレーのリズムをつかまなければならない。ただ、彼の持つレベルの高さは誰も議論の余地がない」と手放しで称賛した。