「女子東アジア杯、日本－韓国」（４日、武漢）

　サッカーの東アジア杯初戦で北朝鮮に２－４と完敗した女子日本代表「なでしこジャパン」は２日、武漢市内で約１時間半の練習を行った。

　ＭＦ京川舞が志願の“追試”だ。北朝鮮戦に先発出場した１１人は宿舎で回復トレーニングに努める予定だったが、ただ一人練習に参加。「出た時間も短かったのでノリさん（佐々木監督）に聞いて参加を決めた」と明かした。

　不完全燃焼の一戦だった。不慣れな右サイドバック（ＳＢ）でスタメン出場した北朝鮮戦ではＰＫ献上のファウルを犯した。後半からは本来の左ＭＦでプレーしたが、目立つ見せ場はなく、後半１７分に最初の交代選手としてピッチを去った。

　新境地への挑戦に「自分の中では時間がかかりそう」としたが、この日の戦術練習でも右ＳＢを務め「前を向いてフリーでボールを受けられるので楽しい」と意欲的に取り組んでいる。度重なる大ケガを乗り越えた２１歳は、ピッチに立つ喜びをかみしめ、リベンジの時を待つ。