ミラン新監督が就任会見!キーマンは…

 サッカー日本代表FW本田圭佑の所属するイタリア1部リーグ・ACミランのシニシャ・ミハイロビッチ新監督が3日午前(日本時間3日夕方)、ミラノ市内の「カーサ・ミラン」で就任会見を行い「ミランはここ30年間でより多くのタイトルを獲得してきたトップ・クラブ。そこに私のガッツを加えたい」などと抱負を語った。会見にはシルビオ・ベルルスコーニ会長、ガリアーニCEO、バルバラ・ベルルスコーニCEOも出席した。

 同監督は「ここに居られて大きな満足感がある。サッカー界では何度もの“初めて”を経験してきたが、今回の“初めて”は特に感慨深いものかある。ミランはトップクラブであり、私を選んでくれた会長に感謝している。この誇りがモチベーションになる」と第一声で高揚した気持ちを表現した。

 現役時代プレーしたのも、助監督を務めたのも同じミラノに本拠地を置くインテル・ミラノだった同監督。しかし「これまでミランとの接点はなかったが、私の仕事ぶり、プロフェッショナルさで皆を納得させられる。サポーターが多く、スタジアムに戻ってきてくれるようにしたい」と力強く話した。

 また「恐れがあるのは当たり前。ただ闘う者は個性とモラル性が強くなくてはいけない。成功するためには練習とポジティブな気持ちが必要だ」と選手たちに心得を伝えた。

 気になるフォーメーションについては「どこに配置したらいいか、選手たちを見極める必要がある。ミランは2人の攻撃の選手を獲得したし、2トップでのプレーとなるだろう。3バックは好きじゃない。おそらく4-3-1-2が適しているだろう」と説明した。

 重要な選手として挙げたのはFWエルシャラウィ、オールマイティーなMFボナベントゥーラだった。「クオリティーの面とイタリア人だから。そして若い。エルシャラウィはウイングの選手だが、センターハーフもできるはず。本人の希望を聞かなければならない。ボナベントゥーラはどこでもやれる。トップ下も。メネスはトップ下か2列目だ。対戦相手によって変わってくる」と見解を示した。

 ミランは7日、ミラノ郊外の練習場ミラネッロでキャンプをスタートさせる。

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