手倉森監督、欧州予選映像で世界意識

 「国際親善試合、U22日本-U22コスタリカ」(1日、ユアスタ)

 16年リオデジャネイロ五輪を目指すU-22(22歳以下)日本代表は6月30日、国際親善試合U-22コスタリカ戦に向けて試合会場で約1時間半の最終調整を行った。手倉森誠監督(47)は前日ミーティングで欧州勢のビデオ映像を流し、選手に世界への意識を植え付けた。

 視線は世界に向いている。コスタリカ戦を翌日に控えたミーティング。手倉森監督は対戦相手であるコスタリカの映像分析を試合当日へ後回しにし、現在チェコで開催されているリオ五輪欧州予選を兼ねたU-21欧州選手権のドイツ-デンマーク、ドイツ-ポルトガル2試合の映像を選手に向けて流した。

 試合前日としては異例の手法だ。ただ、コスタリカを侮っているわけではない。五輪でのメダル獲得を掲げる手倉森ジャパンにとって欧州勢は「たどり着かないといけない相手」。最高峰のレベルを思い描きながら臨むことで、チームに上積みをもたらす考えだ。

 MF中島は「現時点では彼らの方が上だが、絶対に勝てない感じはしない」と対抗心をむき出しにするなど選手の意識は高まっている。五輪最終予選まであと半年。「世界を驚かせる可能性があると示したい」との指揮官の言葉を、杜(もり)の都のピッチで実証する。

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