岩清水イングランド戦の苦い思い出は…
「カナダ女子W杯・準決勝、日本-イングランド」(1日、エドモントン)
連覇を狙うサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は1日(日本時間2日)、2大会連続2度目の決勝進出を懸け、イングランド代表と対戦する。
DF岩清水梓(28)=日テレ=には悔しい思い出がある。4年前、W杯ドイツ大会でのイングランド戦。「ボールは持っていたけど、疲労もあって…」。相手にロングボールを多用され、岩清水ら4人の守備陣は必要以上に引いてしまい、前後半に失点した。
2年前の敵地での再戦も1-1で引き分け。「また勝てなかった」という事実が女王のプライドを傷つけた。しかし、DFのリーダーは「そんなにこだわりはない。勝ったら決勝っていう気持ちの方が大きい」と気負いを見せない。
「今大会は先に失点した試合をまだ経験していない。それがちょっと懸念だけど、たとえ先に失点しても、追いつける自信はある」。その言葉は頼もしい限りだった。