ブラッター会長の元側近が爆弾発言
国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件に絡み、ブラッター会長の元側近、グイド・トノーニ氏(65)が8日、「長い間、FIFAでは目的を達成する唯一の手段はドル札を握り締めることだった」と語り、FIFA内では贈収賄などが常習化していたことを明らかにした。同氏は1990年代半ばと2001~03年の2期にわたってブラッター会長の側近を務めた。
さらに、ロシアとカタールが不正以外の方法で18年と22年W杯の開催国になる方法はあったかと聞かれると、「あったかもしれないね。推測だけど」と皮肉っぽく語り、暗に不正があったことを認めた。
これは英国BBC放送(BBC)の取材で語ったもので、「たとえFIFAの人々が賄賂を受け取っていたとして何が問題なのだ?FIFAやその人たちは、それ以外の方法でW杯開催を勝ち取る方法はなかった」とも語った。