讃岐・沼田「ダービー」で恩返し誓う

 J2第16節の「瀬戸大橋ダービー」カマタマーレ讃岐-ファジアーノ岡山は31日、讃岐のホーム、香川県丸亀市の県営丸亀競技場を舞台に13時キックオフで行われる。瀬戸内海を挟んで向かい合う隣県クラブ同士の対決は昨季からスタートし、讃岐の1勝1分けで2年目を迎えた。岡山は現在12位、讃岐は13位で勝ち点は「19」で並んでいる。結果次第で順位が入れ替わる可能性もあり、ともに上位浮上に向けて負けられない一戦だ。

 2年目を迎えた岡山との瀬戸大橋ダービー。昨季1勝1分けで勝ち点「4」を手にした讃岐は、相性の良さを感じながらホームに宿敵を迎える。

 「ダービーは特別だし、いいイメージがある。燃えるものがあります」。そう言って不敵な笑みを浮かべるのはMF沼田圭悟(24)だ。

 昨季の岡山戦では貴重な2ゴールを挙げた。2-2の引き分けに終わった7月の初戦では先制ゴールを奪い、8月の第2戦では1-1の後半31分に左足で決勝弾をたたき込んだ。この活躍によって、仲間やサポーターから“ダービー男”の名がつけられた。

 沼田にとって今季の岡山戦には個人的な楽しみもある。12、13年に所属したG大阪でチームメートだった元日本代表MF加地が今季、岡山に新加入した。同じサイドプレーヤーとして「一番尊敬している選手」であり、今季開幕前にも一緒に食事をするなど親交は深い。「いつもアドバイスをもらっている。恩返ししたい」と直接対決へ闘志満々だ。

 J2昇格1年目の昨季は21位に終わり、長野との入れ替え戦を制してなんとか残留を果たした讃岐。北野誠監督(48)は「勝ち点50で自動残留」を今季の目標に掲げ、持ち味の堅守速攻に磨きをかけてきた。前節は好調の福岡に3得点で快勝。ここまで5勝4分け6敗で13位。1つ順位が上の岡山と勝ち点「19」で並んで瀬戸大橋ダービーを迎える。

 岡山県生まれのMF岡村和哉(27)は「ダービーは何が起きるか分からない。まずはしっかり守備をしたい」。福岡戦で2得点を挙げ、今季出場10試合で5得点と好調な沼田は「お客さんもたくさん来てくれると思う。絶対に勝ちたい」と力を込めた。ホームのサポーターに勝利をプレゼントし、目の前に迫った宿敵の背中を一気に追い抜く。

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