今季無冠レアルが監督に「解任通告」か

 サッカーのスペイン1部リーグ、レアル・マドリードのアンチェロッティ監督が今季限りでクラブを去る見通しになった。24日のスペイン紙マルカが伝えているもので、レアルから来季構想に入っていないことを伝えられたという。

 記事によると「解任通告」があったのは現地22日夜。レアルのホセ・アンヘル・サンチェスGMとの会話の中であったという。これはリーグ最終戦を前にした記者会見のあとのことで、23日の試合開始の時点でイタリア人監督はクラブの意向を知っていたことになる。フロレンティーノ・ペレス会長にとっては“クビを切る”9人目の監督となる。今季無冠に終わったこと、欧州チャンピオンズ・リーグ(CL)で決勝に進めなかったことが続投の障害になったと考えられる。

 アンチェロッティ監督はシーズン最終戦・ヘタフェ戦のあと「マドリードで続けたい。できない場合は(リフレッシュ期間として)1年オフで過ごす」と自身の去就を説明。マルカ紙によると休養期間となったとしても、夫人ともども満足しているマドリードでの生活を続けるという。

 同監督は昨季レアルで通算10回目となる欧州CL制覇(前身のチャンピオンカップ含む)を達成。そのほかにも世界クラブ選手権などレアルで合計4つのタイトルを勝ち取っている。また温厚な調整派タイプの指揮官で、選手からの信頼も高く、FWクリスチアノ・ロナウドは23日の試合後、自身のツイッターで「来年も一緒に仕事できるのを楽しみにしている」とのコメントを残していた。

 これにより、以前からアンチェロッティ氏を来季監督候補としていた欧州のクラブも本格的に動くことになりそうだ。24日のイタリア紙コリエレ・デロ・スポルトによると、日本代表FW本田圭佑が所属するイタリア1部(セリエA)ACミランのベルルスコーニ会長は、招聘へ強い意欲を持っており、ガリアーニCEOが現地25日夜までにマドリード入りし、本人を直接説得するという。

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