澤、通算150得点!代表の座見えた
「なでしこリーグ、AS埼玉1-3INAC神戸」(26日、埼玉第2)
各地で4試合が行われ、INAC神戸がAS埼玉を3-1で下し、開幕5連勝の勝ち点15として首位を守った。INAC神戸のMF澤穂希(36)が通算150得点を達成した。
女子W杯カナダ大会に臨む日本代表発表(5月1日)前最後の一戦で、6大会連続出場を目指すINAC神戸の澤が満点アピールだ。芸術的なゴールで通算150得点に到達し「印象に残るゴールになった」と表情を緩めた。
後半6分、鋭いミドルシュートで先制点の起点となり、その3分後。前線へ走り込み、川澄が後方から送った浮き球に「足が自然と出た」。右足のジャンピングボレーで合わせ、ネットを揺らした。
視察した日本代表の佐々木監督は個人名こそ挙げなかったものの「経験ある選手は勝負のツボを知っている」と第一人者の底力を再認識した様子だ。開幕から全試合にフル出場し、5連勝に貢献。昨年5月の女子アジア・カップから遠ざかっている代表の座が、はっきりと見えてきた。