宇佐美初弾「やっとスタートが切れた」
「JALチャレンジカップ、日本5-1ウズベキスタン」(31日、味スタ)
日本は、MF青山敏弘(29)=広島、FW宇佐美貴史(22)=G大阪=とFW川又堅碁(25)=名古屋=の代表初得点などでウズベキスタンに5-1で大勝した。
また一歩前進だ。FW宇佐美が代表戦出場2戦目にして待望の初ゴールを決めた。
後半38分、ドリブルで相手DFを蹴散らすと、迷いはなかった。右足を振り抜き、ゴール左隅へ。「自分らしい形」で奪った「イメージ通り」の得点だ。
試合前に指揮官から「1点取れよ、約束だぞ」とゲキを飛ばされていた。笑ってかわしたが、試合後には「約束守ったな」と柔和な笑みでねぎらわれた。
日の丸を背負う今も「ここに来ることすらできなかった時のこと」が浮かぶという。代表初招集から3年9カ月。19歳で渡欧、日本へ帰国、国内3冠。ひとときだけ感慨に浸った。それでも、ロシアW杯へ向けた競争が本格化するのはまだ先だ。「やっとスタートが切れた」。満足することなく、次のステップへ目を向けた。