「リオ五輪１次予選兼Ｕ２３アジア選手権予選、日本２－０ベトナム」（２９日、シャーアラム）

　Ｉ組のＵ－２２日本代表はＭＦ中島翔哉（２０）＝ＦＣ東京＝の２得点でベトナムを２－０で下し、２連勝の勝ち点６で首位を守った。日本は３１日の最終戦でマレーシアに勝つか引き分ければ１位となり、自力で五輪最終予選を兼ねた来年１月の本大会に進む。

　日本は策士の三浦監督率いるベトナムに苦しめられた。前後半の終了間際に１点ずつ奪った中島の奮起で２連勝としたが、得失点差を意識して５バックで自陣を固めた相手に最後までてこずった。

　殊勲の中島は「みんな必死に守ってくれたので、最後に取れてよかった。次もしっかり準備して自分たちの戦いをしたい」ときっぱり。攻守に課題を残した中で、手倉森監督も「勝ちは勝ち。こういう試合になると予測していた。（中島は）一番しんどいときに点を取ってくれた。きょう苦しんだ分、次はもっといい試合ができると思う」と前を向いた。