ハリル流速攻「日本はカウンターが弱い」
「日本代表合宿」(25日、大分市内)
電撃カウンターを身につけろ-。ハリルホジッチ新監督が攻撃改革に乗り出した。練習前のミーティングでは「日本はカウンターが弱い」と指摘。映像と一緒に、速攻が得点につながっているデータを提示し、選手たちへの意識変革を訴えた。
パスで相手を崩すこれまでのスタイルに加えて、もう一つの武器を授ける形だ。ミーティングでは「ボールを奪ったら、まずは意識的に遠くの選手を見る」「前線の選手は効果的な抜けだしが必要だ」など細かく指示。非公開で行われた戦術練習では、パスを受けた選手が、出し手に戻すパスを禁止するなど、縦に速い攻撃を選手の脳裏にすり込んだ。
FW岡崎は「速い攻撃は一つの形にしないと、上のレベルの大会で得点は奪えない」と指揮官の考えに賛同。鋭い速攻を宝刀に磨き上げ、世界と戦う。