久保&南野「条件付き」U22選出

 日本サッカー協会は3日、16年リオデジャネイロ五輪男子の1次予選を兼ねたU-23アジア選手権予選(27~31日・マレーシア)に臨むU-22日本代表23人を発表した。都内で会見した手倉森誠監督(47)は、拘束力がない海外組から招集したFW久保裕也(21)=ヤングボーイズ、南野拓実(20)=ザルツブルクの2人について、出場試合数と拘束期間が「条件付き」であることを明らかにした。

 本気度の表れだ。手倉森監督は、選手の招集に拘束力が発生しない五輪世代の活動に、海外組の招集が可能になった経緯を説明した。

 「2人は条件付き。久保は、3試合中2試合の出場にとどめること。南野は、クラブが試合(4月4日のウイーン戦)に使いたいということで1、2戦目まで(チームに帯同)になる。国内組に彼ら2人を組み合わせることで、世界への意識を全員に広めたい」

 中1日という過密日程の一方で、マカオ、ベトナム、マレーシアと格下を相手にする1次予選。現段階でのベストメンバー招集は、危機感からの決断だ。1月、8強で敗退したA代表のアジア杯を筆頭に、昨年は各世代がアジア8強止まり。各世代別代表は、そろって世界大会への出場権を逃している。

 それだけに、手倉森監督は「日本サッカーがこういう結果の中、挽回、反撃に向けてやっていく。まずはU-22代表が先陣を切り、強くなると示したい」と語気を強めた。

 「勝って当然と言われる相手とやる中で、自分たちが目指しているものや、志などに向けて厳しくできるか。日本男子のパワーを示してほしい」。最強布陣で泥くさく、力強い日本を見せつける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス