J2讃岐『現実路線』目指す勝ち点50

 J2カマタマーレ讃岐が2年目のシーズンに向けて始動した。昨季はリーグ戦21位で終え、J3・長野との入れ替え戦を制して残留。7選手が新加入して迎える今季、北野誠監督(47)は「勝ち点50」を目標に設定し、3月8日の開幕・大分戦に向けてトレーニングを積む。

 北野監督が掲げた目標は現実的だった。

 「12勝、勝ち点50。最低そのラインに行きたい」

 勝ち点50といえば、昨季でいえば15~16位に相当する数字だ。J2昇格1年目の昨季、讃岐は7勝12分け23敗の勝ち点23で21位。J3長野との入れ替え戦を制して何とか残留にこぎつけた。わずか1年の経験だけで「J1昇格」と言えるほどJ2は甘くない。「期待されるのは分かるけど、まずは自分たちの現状を考えて」。指揮官は冷静に語った。

 新加入選手は7人。注目はエースFW木島良輔(35)の弟で、J3町田から加入したFW木島徹也(31)だ。12年に松本で一緒にプレーして以来の同チーム所属。兄弟で2トップを組む場面もあるかもしれない。兄が「オレより真面目で、走れて動ける」と太鼓判を押すと、弟は「足を引っ張らないように」と謙虚に話した。

 J1に昇格した山形から移籍のGK清水健太(32)はこれまでJ1で89試合、J2で203試合に出場したベテラン守護神。「高卒で(プロに)入って15年やっている。自分の経験をチームに還元したい」と頼もしい。

 補強の成果をふまえ、「昨年のサッカーを継続しながら、パワーとランニングの質を上げたい」と北野監督は目指すサッカーを思い描いた。

 19日に始動したチームは、2月8日から熊本と鹿児島で計11日間のキャンプを実施。練習試合など実戦を重ね、3月8日の開幕・大分戦(丸亀競技場)へ戦術を練り上げる。

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