浦和ピンチ…鹿島戦ドローで2位と3差

 「J1、鹿島1-1浦和」(26日、カシマ)

 首位浦和は鹿島と1-1で引き分け、勝ち点58としたが、FC東京を下した2位のG大阪との勝ち点差は3に縮まった。川崎は残留を争う甲府に1-2で敗れ、勝ち点51で4位に後退。同勝ち点の鹿島が得失点差で3位に上がった。柏は仙台に競り勝ち3連勝。横浜MはC大阪と無得点で引き分けた。

 何とかつかんだ勝ち点1の重みを理解しながらも、消化不良感も残った。「個人的には今日はもどかしいゲームやったと思う」。優勝に向けて半歩前進も、3試合連続未勝利にMF柏木の表情はさえなかった。

 立ち上がりから苦しんだ。前半6分にPKを獲得も、今季リーグ初先発となったMFマルシオリシャルデスが痛恨の失敗。同39分には先制点も許した。後半18分には途中出場のFW李忠成がこぼれ球を押し込んで同点としたが、勝利には届かなかった。

 振り返ればG大阪。2位との勝ち点差は3に縮まった。イレブンは「今日は(4位の鹿島との)直接対決で負けなかったことが大きい。最低限と言える勝ち点1は取れた」と口をそろえるが、足踏み状態が続き、V争いは両クラブの一騎打ちの様相を呈してきた。

 首位を守っていることで、チームに危機感がまん延していないのは吉兆か、それとも凶兆か。MF鈴木は「この結果が良かったのか悪かったのか。それはシーズンが終わってから答えが出る」。残り4戦。06年以来となるリーグ制覇に向け、浦和が正念場を迎える。

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