U21が12月にシミュレーション合宿

 仁川アジア大会でベスト8に終わったサッカー男子のU‐21日本代表が29日、韓国から帰国した。大会連覇はならなかったが、手倉森誠監督(46)は選手の成長に一定の手応えを口にした上で、来年3月下旬のリオデジャネイロ五輪アジア1次予選(開催地未定)に向けて12月に東南アジアで“シミュレーション合宿”を行う計画を明かした。

 悔しき敗戦から一夜。成田に降り立った指揮官は、前を見据えていた。リオ五輪のアジア1次予選に向けて「中1日の4連戦とかそういう日程になってくる。慣れることが大事で、そういう合宿を組みたい」と強化プランを口にした。

 3月の同予選の開催地は現状では未定。だが霜田技術委員長は「立候補地はいずれも暑いところ」と話す。開催地は12月上旬に決まるが「そこから動き出すと遅い」と手倉森監督。合宿先としては開催候補地であるインドネシアなどが上がっており、1週間ほどの合宿では暑熱や中1日での練習試合を組みながら、本番に向けて強化する方針だ。

 さらに指揮官は本番前となる来年2月にも、合宿を行う意向を明かした。リーグがオフ期間となるだけに、合宿地は国外にこだわらず、国内も候補地となっているという。

 韓国戦での敗戦を「悔しいが、成長の糧になる一戦」と振り返った手倉森監督だが、一方で「(決勝までの)7試合ができたら良かったが、5つの試合で成長しながら戦ってこれたかなと思う」と、若武者たちの成長の手応えものぞかせる。

 「本番まで、成長を続けていけば、アジアの予選をたくましく戦ってくれると思う」。リオ五輪の出場権獲得に向け、手倉森ジャパンが、さらなるレベルアップを図る。

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