さすがエースだ!武蔵トドメの2発
「アジア大会・男子サッカー、日本4-0ネパール」(21日、高陽)
これぞエースの働きだ!FW鈴木が後半に連続ゴールを決め、ネパールの息の根を止めた。後半17分にMF矢島のパスを好トラップからGKとの1対1に持ち込み、冷静にゴール右に流し込んだ。同24分には野津田のクロスを、ダイレクトボレーで合わせてダメ押し。「どこかでスペースが空くと思っていた。うまく感じられた」と振り返った。
今大会1試合2得点は初戦クウェート戦に続いて2回目。ただ、初戦で見せた父の母国ジャマイカの英雄、ウサイン・ボルトの弓を引くパフォーマンスは封印した。相手が徹底的に守備を固める形だっただけに「相手が勝ちにきてなかったので素直に喜べない」と話したが、ここにきて状態は着実に上がってきている。
大敗したイラク戦後から、選手同士で話し合いを持つことが多くなったという。「落ち込むのではなく、切り替えた。明るいのはこのチームの良さだから」。一丸となったチームの先頭を、武蔵がけん引する。