ミラン本田「悔しいけど切り替えたい」

 「イタリア1部リーグ、ACミラン0-1ユベントス」(20日、ミラノ)

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、ホームでのユベントス戦に敗れて開幕からの連勝が止まった。本田は3トップの右サイドで先発出場し、惜しいヘディングシュートなどで見せ場を作ったが、後半38分にFWパッツィーニと交代。自身開幕3試合連続ゴールはならなかった。

 試合後のインザギ監督は「この結果にも頭を上げて前を向いて歩いていく。本田のヘディングが決まっていれば、試合の流れが変わったかもしれなかったし、ポジティブな面もあった。敗戦を恥ずかしいとは思っていない」と話した。

 以下は試合後の本田のコメント。

 -敗因は。

 「いろいろ細かく言えばあるんですけれど、チームの成熟度がやっぱり試合を分けたかな、と思っている。まぁ、あまり細かく分析しても全てが1週間2週間で解決できる問題ではないし。我々は今、もちろん本当にこれぐらいの差はあると思いながら勝ちに行ったわけで、結果負けはしましたけれど、火曜にも試合はやってくるし、切り替えて…。(今日は)今のベストを出した上で負けたという認識はある。もちろん悔しいけれど切り替えていきたい」

 -(前回対戦した)3月に比べてのユベントス戦はどうだったか。個人的にもチーム的にも進歩はしているか。

 「前半と後半が全く異なった試合になったかなというのが個人的な印象。何で後半はもう少し攻撃的にいけなかったのか、身体的な問題なのか、それとも戦術的な問題なのか、と。それを分析しなければならない。でもそれを分析するだけの時間も次の試合に向けてないので、とにかく今は自分たちが1、2カ月やってきたことを継続してやるだけ」

 -惜しいシュートもあった。

 「どういうふうになったか、まだちょっとわからないけれども。僕の前の選手が触ったような気もした。見てみないとわからない。もう少し左にボール行っていたかなぁ、と思っていた。(シュートが)思ったよりもキーパー寄りだったんで」

 -前節パルマ戦ではボールによく触れていたが、ユーベはかなり警戒していた。

 「そうですね、アサモアとキエリーニがうまく連携を取りながら、ボールが入った時にはどちらかがすぐにプレッシャーに行けるという距離感で対策は練ってきていたかなと思う」

 -今日は自己採点すると何点ぐらいか。

 「試合も負けましたし、納得できる点数じゃない。半分以下だと思います」

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