宇佐美アギーレに2アシストでアピール

 「J1、G大阪2-0C大阪」(20日、万博)

 日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)が視察に訪れ、今季最多1万9569人を集めた「大阪ダービー」は、G大阪のFW宇佐美貴史(22)が2得点を演出する活躍で、C大阪を2‐0で退けた。神戸は清水に3‐1で、広島は新潟に2‐0で快勝した。徳島は大宮に0‐2で敗れた。

 日本代表入りへ存在感を放った。関西初視察となったアギーレ監督の目の前で、宇佐美が2得点を演出。リーグ戦では11年3月5日の開幕戦(2○1)以来、3年半ぶりの大阪ダービー勝利を呼び込んだ。

 前半37分、中央にドリブルで仕掛けた。「シュートを打とうと思っていた」が、一瞬で判断を変えた。裏に抜け出したMF阿部に高速スルーパスを通し、先制点をアシスト。後半44分にも中央への折り返しからFW佐藤の追加点を生み出した。

 W杯中断明け後、公式戦15戦10発とゴールを量産。自身に対する相手DFの警戒心を逆手にとり、巧みなパスでチームに貢献した。

 終盤にはC大阪MF南野に奪われたボールに最後まで食らい付き、課題とされる守備でも高い意識を見せた。「軽率なプレーだったので死ぬ気で取り返しにいこうと思った」。攻撃以外でも献身的な姿勢を示したが自己採点は「50点」。「もっと良さを出せた」と満足することはない。

 アギーレ監督はコメントを発することなく会場を後にした。12年11月のW杯アジア最終予選以来の代表復帰も期待されるが「特に意識はしていない。チームが勝っていくことで代表が見えてくる」。どこまでも気負いはない。

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