“ゆうとくん”W杯のトップを目指す

 サッカー日本代表DFでW杯ブラジル大会の代表に入った長友佑都(27)=インテル・ミラノ=が13日、報道陣の取材に応じ、6月開幕のW杯に向けて「トップを目指している」と熱く語った。この日はミラノ市内で行われた、自身監修のアニメ映画「劇場版ゆうとくんがいく」の上映会に出席し、イタリア語であいさつした。

 “ゆうとくん”は、どこまでも熱かった。6月開幕のW杯について聞かれると「トップを目指している。4年間で、正直ここまで強い思い、信念を持って一つのものを目標にしてきたことは今までなかった。そのくらい勝ちたいという強い思いがある」と、頂点を狙う意欲を口にした。

 2年ぶりに日本代表に選出されたFW大久保嘉人(31)=川崎=には「僕の中ではサプライズではなくて、Jリーグでの活躍を見ていたら、入って当然」と大歓迎だ。

 「嘉人さんと2010年(南アフリカW杯で)一緒に戦ってきて助けてもらってばかりいた。攻撃の選手で点を取るというイメージが強いと思うが、前からすごく守備をしてくれるんで、ディフェンスしていた僕らからだと本当に大切な存在だった。嘉人さんが入ることによって、攻撃面だけではなくて守備面も安定するのではないかとポジティブな映像が浮かびます」と利点ばかりを並べた。

 この日は、ミラノで開催中のフェスティバルで自身がモデルのアニメ映画が上映された。約100人の来場者を前に「びっくりしたし、感動した。誇りに思った」とイタリア語で舞台あいさつした。

 ぜひとも届けたい思いがあった。「子どもたちに夢や希望を届けたかった。自分みたいに全くのエリートじゃなくて、大学時代も応援団で太鼓をたたいていた人が今、インテルで試合できている。そういうストーリーを伝えたかったのがまず一番だった。いいものをつくってもらえて気に入っている」と満足そうに話した。子どもたちの夢も乗せ、ブラジルの地で“ゆうとくん”が世界の強豪に挑む。

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