ブラジルW杯直前合宿に高校生2人

 日本サッカー協会は18日、W杯ブラジル大会の直前合宿に、練習のサポートメンバーとして高校生の2選手を同行させると発表した。6年後の2020年東京五輪を見据えたもので、原則今年17歳になるU‐17年代が想定されている。代表入りが確実な本田圭佑(27)=ACミラン=や香川真司(25)=マンチェスター・ユナイテッド=らと触れ合うことで“東京五輪の星”に刺激を与える。

 将来に財産を残すため、高校生に修行の場を与える。代表の強化責任者、日本サッカー協会の原博実専務理事は「東京五輪の可能性がある選手を連れて行きたい。経験を豊富にすることも踏まえた」と方針を示した。

 サポートメンバーは、代表23人にけが人や体調不良で練習を休む選手が出た際に紅白戦に出場する“穴埋め役”を担う。5月21日からの鹿児島合宿と、その後の米国タンパ近郊での合宿まで同行させる。ブラジルには選手と同じ導線で移動できないなど制約が多いため連れて行かない。

 16年リオ五輪に絡む21歳以下を採用する計画もあったが、国内でナビスコ杯があること、U‐21代表が合宿を計画していることがネックになり断念した。

 高校生の採用は前回大会で葛藤を味わった香川(当時C大阪)のような選手を生まないための配慮でもある。サポートメンバーだった香川はW杯直前まで出場の可能性がある予備登録にも入っており、W杯出場の可能性がある中で補欠として一緒に練習する心理的な難しさがあった。

 人選について、原専務理事は「性格とかいろんなことを考えて決める」と説明。DF坂井大将(大分U‐18)やMF鈴木徳真(前橋育英高)、FW岸本武流(C大阪U‐18)ら今年のU‐17代表から、貴重な体験をできる選手が選ばれそうだ。

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