秘策の岡崎1トップも消極的試合運び

 「コンフェデレーションズ杯・1次L、ブラジル3-0日本」(15日、ブラジリア)

 開幕戦がブラジリアで行われ、日本は開催国ブラジルに0‐3で完敗した。

 いまさら敗因に「長旅の疲れ」はない。ザッケローニ監督は試合直後のインタビューで「十分な表現ができなかった。日本は50%しかポテンシャルを出していない。相手の巧みさにも押されていたし、長旅の疲れもあっただろう」と敗戦の弁を述べたが、選手の良さを引き出せたとは言い切れないさい配だった。

 対ブラジルの秘策が岡崎の1トップだった。相手のセンターバックに空中戦が強い183センチのチアゴシウバと189センチのダビドルイスがそろっている。そのため、「裏に抜け出すことができる選手をトップに、2列目に技術レベルの高い選手を入れた」と岡崎の1トップと右MFに清武を起用した理由を説明した。

 しかし、裏に抜け出せと指示を受けた岡崎は、相手の屈強なセンターバックを背負う場面が続いた。本田が個人で打開しようとミドルシュートを放つ以外は有効打を見せられないまま、試合は後半へ。ハーフタイムでは「自分たちのプレーをしよう」と選手を送り出したが、具体的な打開策は見られなかった。

 試合前日14日のミーティングで「我々は勝つためにここに来た」と宣言して選手を奮い立たせたことが、信じられない消極的な試合運びだった。後半3分、MFパウリーニョのターンシュートで突き放されると、たまらず同6分に前田を投入。従来型の4‐2‐3‐1に戻したが、後手に回った印象は否めなかった。

 日本としては初対決時から24年ぶり、ザックジャパンとしては初めて敵地でブラジルと対戦した。ブラジリア国立競技場に詰め掛けた6万7423人のほぼ全員がブラジルサポーターだった。監督は「普段なら、もっといいプレーを見せられる」と強がったが、雰囲気にのまれたのは選手も監督も同じだった。

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