徳島“悔幕”ホームで神戸に完敗

 「J2、徳島0-1神戸」(3日、ポカリ)

 昨季15位からの飛躍を目指す徳島は、J1から降格した神戸に0‐1で敗れ、ホームでの開幕戦を勝利で飾ることはできなかった。前半から攻めの形をつくれず、後半5分に先制点を献上。終盤にFWドウグラスらを投入して反撃に出たが、ゴールを奪うことはできなかった。

 強敵・神戸を相手に、目指していた攻撃の形を出せないまま終了のホイッスルを聞いた。昨年から持ち越しとなっていたクラブ通算100勝はお預け。徳島・小林伸二監督(52)は「選手たちはプレッシャーを感じていた。ボールを回せなかった」と敗因を語った。

 前半はシュートわずか1本。中盤でうまくパスが回らず、ボールを奪われるシーンが目立った。2月の宮崎キャンプ中に徹底したはずのサイド攻撃も、ほとんど見られなかった。

 後半5分に一瞬のスキを突かれた。スローインのボールを神戸MFエステバンに奪われると、あっさりと前線にパスを通され、FW小川にゴールを決められた。終盤にMF斉藤、FWドウグラスを投入。最後の10分間はロングボールを使ったパワープレーで何度もゴールに迫ったが、ネットを揺らすことはできなかった。

 「終盤はスペースを使って攻めることができたが、フィニッシュに持って行く工夫が足りなかった」とDF那須川。それでも敗戦の中、攻守に奮闘が光った。

 昨季は36試合に出場。レギュラーの座をガッチリつかんだが、チームは15位に低迷した。今季メンバーが大幅に入れ替わり、昨年の悔しさを知る26歳は雪辱の思いを胸に開幕戦のピッチに立ったが…。勝利をつかめず唇をかんだ。

 悲願のJ1昇格を目指す長い戦い。勝利で弾みをつけることはできなかったが「まだ始まったばかり。修正して次に臨みたい」と小林監督。次節・横浜FC戦(10日・ニッパ球)へ前を向いた。

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