J2神戸 大久保、伊野波、野沢を放出

 J2神戸は9日、日本代表DF伊野波雅彦(27)がJ1磐田、元日本代表FW大久保嘉人(30)がJ1川崎、MF野沢拓也(31)がJ1鹿島へ、それぞれ完全移籍すると発表した。

 主力の大量放出という避けたかった事態。3選手とも神戸との契約を残していた。だが、J2降格で高額年俸選手を多く抱えることが困難な上に、クラブ関係者によると「はっきりとした残留の意思表示がなかった」ことも要因となったという。J1昇格を目指すチームが一つになるため、クラブ側も決断に踏み切った。

 欧州移籍を挟み計6年間在籍した大久保は「選手として決断しなければいけない時」とした。わずか1年での古巣復帰となる野沢は「短い時間で申し訳ない」。同様に1年での移籍となる伊野波は「J1残留という責任を果たせなかった」とサポーターへ謝罪のコメントを残した。

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