香川、復帰戦で大活躍!先制点の起点に

 「イングランドリーグ、マンチェスターU2‐0ウェストブロミッジ」(29日、マンチェスター)

 マンチェスター・ユナイテッドのMF香川真司(23)は、ホームのウェストブロミッジ戦で左膝のけがから約2カ月ぶりに復帰してトップ下で先発。前半9分に先制点につながるワンツーパスを出し、2‐0での勝利に貢献した。香川の出場は10月23日の欧州CLのブラガ(ポルトガル)戦以来。DF吉田麻也(24)とFW李忠成(27)のサウサンプトンはストークと3‐3で引き分けた。吉田は右サイドバックでフル出場し、李はベンチ外。右足首を痛めているウィガンのFW宮市亮(20)は3‐0で勝ったアストンビラ戦でベンチ入りしなかった。

 1‐0の後半20分すぎ、香川の交代が告げられると、7万5千人の大観衆が総立ちで拍手を送った。ファンの反応が貢献度の高さを雄弁に物語っていた。

 香川は「新加入の選手には、けがが一番嫌。この2カ月はすごくつらかった。きょうはすごい緊張感があったし、復帰できて良かった」と安堵(あんど)感を口にした。10月下旬以来の実戦。前半9分には右足アウトサイドで浮かせたパスで先制点の起点となった。

 その後も時にワンタッチでさばき、時に素早く前を向き突破を図る。「一人一人の特徴やチームのスタイルを感じられた。自分の持っているものを出そうと意気込んでやった」。香川が退いた後は防戦一方に。FWルーニーをけがで欠く中での活躍に、ファーガソン監督も「真司は特に前半、素晴らしかった。彼の仕事をしてくれた」と喜んだ。

 香川は次を見据えていた。「まだまだ物足りない。ゴール前(のプレー)は精度が低かった。やり続けて、個人のスタイルを確立していくしかない」。今後の厳しい競争を勝ち抜く自信と手応えを感じさせる言葉で、復帰戦を締めくくった。

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