京川が7カ月ぶり復帰「怖さはない」
「女子サッカー・皇后杯準々決勝、INAC神戸4‐0AS狭山」(16日、三木防災)
3連覇を狙うINAC神戸は、5月に左膝前十字じん帯断裂などの重傷を負ったFW京川舞(18)が途中出場で7カ月ぶりに実戦復帰。MF田中陽子(19)らのゴールでAS狭山を下し、ベスト4に進出した。なでしこリーグ勢以外で唯一8強に残ったアカデミー福島(東北)は浦和に0‐3で敗れた。
温かな拍手に迎えられた。後半31分、京川が7カ月ぶりにピッチに立った。長いリハビリを乗り越え「素直にうれしかった」と笑顔。左膝に巻かれたテーピングが傷の大きさを物語るが、その左足で果敢にシュートも放ち「全然怖さはない」と復活を印象づけた。
同じく途中出場した田中陽、MF仲田とともに、新人3人が開幕戦以来のそろい踏みとなった。後半1分にチーム4点目を決めた田中陽は「舞が出てうれしかった」と祝福。星川監督も「きょう一番うれしかった」と手放しで喜んだ。
試合後には、欠場したMF澤から「きょうは一緒にプレーできなかったけど、まだ2試合あるから頑張ろうね」と、声をかけられたという。3連覇へ、常勝軍団が層の厚さを見せつける。