安達監督続投「前向き」 神戸が要請

 J2降格が決まった神戸の安達亮監督(43)が2日、自身の去就について口を開いた。ホームズスタジアムで行われたファン感謝祭に参加した指揮官は、最終節終了後の前夜にクラブから続投要請があったことを明かした上で「前向きに考えています」と話した。

 神戸を愛する熱血漢だが、続投を断言できない裏にはシビアな現実がある。降格に伴い、来季は予算削減が確実。首脳部とは前夜、来季に向けた話し合いも行い、ストライカー獲得などの要求も行っているが「全体の予算なども含め、自分で納得できる形をつくってサインしたい」と語る。

 もちろんクラブとしても主力の流出阻止などに尽力する。降格時のリスクを考え、複数年契約を結ぶ主力の多くと「降格時、違約金なしで移籍できる条項は入れないようにしてきた」(クラブ幹部)という。

 「J2は難しいリーグだなと思うが、1年でJ1に上がる」と語る指揮官と共に、再生への道のりを歩む。

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