“たれぱんだ”原が日テレ救った

 「なでしこL杯・準決勝、日テレ3-0新潟」(2日、浦和駒場)

 枠ぎりぎりの16人しかチームに帯同できない緊急事態の日テレを、MF原菜摘子(23)が救った。前半31分、MF木龍が左サイドからドリブル突破した後のこぼれ球を奪って左足で決め、3‐0の完勝劇の口火を切った。

 チームメートからは「たれぱんだ」に似ていると言われる癒やし系の原だが、魅力はルックスだけではない。05年に「AFC U‐17女子選手権」で優勝し、最優秀選手に選ばれた実力者でもある。試合後は「おいしい所に来たので、もらっちゃいました」。自身の経歴も「早熟でした」と謙虚に振り返った。

 この日は左ひざの違和感を訴えた日本代表MF阪口をベンチで温存。開催中のU‐20W杯には、右ひざ負傷で離脱した村松を含めて5人を送り込んでいる。台所事情は苦しいが、少数精鋭でINAC神戸との決戦に挑む。

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