弱気の関塚監督…“メダル発言”なし

 ロンドン五輪サッカー男女代表の発表が2日、都内で行われた。記者会見では、男子の関塚隆監督(51)はこれまで目標としていた「メダル獲得」と発言するのを避ける弱気な姿勢を見せた。

 口にし続けてきた「メダル」という言葉は、最後まで出なかった。記者会見で目標を尋ねられると「ここまできたら本当にやるしかないという気持ちでいます」と抽象的な答えに終始。その後「3月はメダル獲得が目標だった」と指摘されても「やはり目指すところは目指していきたいと思っています」と歯切れが悪かった。

 U‐23代表年代のMF香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)の招集断念もあり、思い描くチーム作りが進まなかったことも背景にあるとはいえ、あまりに消極的な姿勢だ。年齢制限がないA代表も経験しているFW宮市亮(アーセナル)を選ばなかった理由も「機能する18人を選考して、僕が決断しました」と多くを語らなかった。

 前線では最終予選の出場が1試合だけのFW杉本を選出した。「高さ、ゴール前での迫力が杉本選手に期待するところ」と評価した一方で、重用してきたFW大迫勇也(鹿島)、アジア予選で貢献したFW原口元気(浦和)を外した。本大会に出られない選手のためにも指揮官には結果が求められる。

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