「ACL・1次L、FC東京4-2ブリスベーン」(2日、国立)
第5戦を行い、F組で初出場のFC東京は、FW渡辺千真(25)の2得点などでブリスベーン(オーストラリア)を4‐2で下し、日本勢の決勝トーナメント一番乗りを決めた。1試合を残して同組2位以内が確定した。E組のG大阪はアウェーで浦項(韓国)に0‐2で敗れ、1次リーグ敗退が決まった。
ストライカーとしての意地だった。2‐2で迎えた前半44分、渡辺が敵陣ペナルティーエリアの中で倒されてPKを得た。普段、チームでキッカーを務めるMF梶山が歩み寄っても、ボールを手ばなさない。「絶対、渡さないっす。自分が決めたいと思ってました。自信を持ってけりました」。かたくなに譲らなかったPKが、結果的にチームを16強へ導いた。
後半15分にもMF谷沢からのパスに抜け出し、ダメ押し弾を決めた。ACLでは2戦連発で通算3点目。初戦から5試合連続で先発している“ACL男”だが、その半面、リーグ戦では出場機会に恵まれずここまで先発は1試合、総出場時間は154分しかない。
それでも、気持ちだけは切らさなかった。この日はACLとリーグ戦の両方で出場してきたチームの象徴的存在、MF石川ですらベンチスタート。「直さん(石川)でも外されてますから。気持ちを切らさずやるしかないですよね」と、現実と真摯(しんし)に向き合った。
前日の練習では長崎・国見高の先輩であるFW平山が足を痛め、ベンチから外れた。「早く良くなってほしい」と願いながらも、自分自身も厳しい競争に打ち勝たなくてはならない。中3日で臨むリーグ・新潟戦(6日、東北電ス)に向け「次のリーグ戦に出たい。(疲労は)大丈夫っす」と訴えた。
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