サッカー日本代表GK川島永嗣(27)=川崎=が、ベルギーリーグ1部・リールスへ移籍することが2日、分かった。川崎の庄子春男取締役強化部長が、クラブ間で合意したと明らかにした。6日にもベルギーに渡り、メディカルチェックを受けた後、正式に契約する。日本代表GKの欧州移籍は、イングランドやデンマークでプレーした川口能活(磐田)に次いで2人目となる。
◇ ◇
W杯で日本代表躍進の立役者となった川島が、活躍の舞台を欧州に移す。庄子強化部長は「チーム間で合意に達している。(川島に)細かいスケジュールを話した」と明かした。代表歴のある日本人GKの欧州移籍は、川口以来2人目だ。
川島はW杯1次リーグから全4試合に出場した。1対1の場面などで好セーブを連発し、初戦のカメルーン戦、決勝トーナメント1回戦のパラグアイ戦は0点に抑えた。日本の2大会ぶりの決勝トーナメント進出に大きく貢献し、評価を上げていた。
以前から海外志向が強く、大宮在籍時代はセリエAのパルマに留学した経験があり、若手が参加する大会でベストGKに選ばれた。今年1月にはイタリアに短期留学。世界レベルでGK技術を学んできたこともあり、6月末で切れる川崎と契約を更新せず、長年の夢を実現させた。
新天地となるリールスは1906年に創立された名門クラブで、ベルギー北部のリールを本拠としている。国内リーグは4回、国内カップも2回制覇した。07‐08シーズンに2部に降格したものの、今季は優勝。来季から1部に復帰する。
川島はこの日、W杯に出場したチームメートのMF中村憲、MF稲本、北朝鮮代表のFW鄭大世とともに、川崎市内で会見。「チーム一丸となって得たベスト16は今後も役立つと思うし、個人的にもかけがえのないものを経験できた。自信を持って、過信することなく、まい進していきたい」と思いを口にした。
「デンマーク戦で感動した、という話をたくさんもらった。質の高いプレー、今まで以上のパフォーマンスをして、人の心に残るサッカーを目指していきたい」。すでに視線は4年後。向上心の塊を、本場欧州でさらに磨く。















