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愛媛・福田、最悪6月まで出場できず

 福田の移籍問題について報道陣に説明する愛媛・亀井社長=東京・JFAハウス
 福田の移籍問題について報道陣に説明する愛媛・亀井社長=東京・JFAハウス

 海外挑戦から7年ぶりに日本復帰したJ2愛媛のFW福田健二(32)が、前所属のギリシャ2部リーグ・イオニコスとの移籍問題のため、開幕戦に続いて次節・草津戦(13日)に出場できないことが10日、分かった。愛媛側は特例措置として国際サッカー連盟(FIFA)に仮の国際移籍証明書(ITC)発行を申請しているが、登録締め切りとなるこの日も、返答なし。最悪の場合、福田はギリシャ側との契約が切れる今年6月まで試合に出場できない可能性が出てきた。

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 “福田問題”は袋小路に入ってしまった。この日、都内で行われたJ2実行委員会後、愛媛の亀井文雄社長は「けさになってもFIFAから回答がなかった。現時点で次の試合には出られません」と肩を落とした。

 福田はイオニコスで3カ月の給与未払いがあったため、FIFA規則で定められた選手の権利として昨年8月に契約を解除。9月に愛媛と選手契約を結んだ。海外から移籍した選手の出場登録には、所属した国のサッカー協会から取り寄せたITCが必要となる。愛媛は今年1月、日本協会を通じてギリシャ協会に発行を求めたが「6月まで契約が残っている」として拒否された。

 亀井社長は「(移籍を)認めると給与を『払え』ということになる。払いたくないんでしょう」と批判。「開幕戦にも出られず、ファンはがっかりしている。金銭面、精神面の損失は大きく、(ギリシャ側を)提訴することも視野に入れている」と怒りを示した。愛媛は1月に「最善策」(亀井社長)としてFIFAに『仮ITC』発行を申請したが、連絡はない。

 先が見えない中、福田は愛媛の主将として出身地の新居浜市で子どもたちと握手で交流し、黙々と練習を続けている。亀井社長は「本人は『チームに申し訳ない』と残念がっている。私たちからは『いずれ出られるに違いないから、ピッチでアピールしてくれ』と伝えた」と、苦しい胸の内を明かした。昨季のチーム得点54点のうち18ゴールを挙げたFW内村がJ2札幌へ移籍。今季はもちろん、エース福田を押し立てて戦うはずだった。

 04年のパラグアイを皮切りに、メキシコ、スペイン、ギリシャと渡り歩いた“さすらいのストライカー”。まさか帰郷しても「さすらいの日々」が待っているとは思いもしなかっただろう。6月まではとても待てない。

(2010年3月10日)





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