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岡田ジャパン“仮想W杯”で不発ドロー

 前半、南アフリカ・ディハコイと競り合う本田=ポートエリザベス(共同)
 前半、南アフリカ・ディハコイと競り合う本田=ポートエリザベス(共同)

 「日本代表南アフリカ遠征、南アフリカ0-0日本」(14日、ポートエリザベス)

 サッカーの日本代表は、2010年W杯開催国・南アフリカ代表と対戦したが、決定力を欠いたまま得点できず、0-0で引き分けた。岡田武史監督(53)は13日に合流したばかりで疲労の色が濃いMF中村俊輔(31)=エスパニョール=をベンチスタートさせ、MF本田圭佑(23)=VVV=を右ウイング気味に配置する3トップ1ボランチシステムを初テスト。後半14分には本田に代わって中村を投入したが、最後まで均衡を破れなかった。日本は16日に香港へ移動し、18日にアジア・カップ最終予選の香港戦に挑む。

  ◇  ◇

 W杯4強入りがかすんだ。“格下”とみられた南アフリカとスコアレスドローに終わった。「目標達成には勝って当然の相手。それくらいの気持ちでやる」と話していた岡田監督だったが、その意気は4万8000人収容ネルソン・マンデラ・ベイ競技場の観客席から鳴り響くチアホーン状の民族楽器「ブブゼラ」の音にかき消された。南アフリカにボールが渡ると、地鳴りのように歓声が沸いて、1メートル隣の声も聞こえない状態だった。

 11日に国王杯ヘタフェ戦を行い、バルセロナから31時間がかりで13日に合流した中村はベンチスタート。岡田監督はスペインの強豪バルセロナを思わせる4-3-3システムでホスト国との対戦に臨んだ。

 ボールは支配した日本だが前半の決定機は同11分のMF長谷部のミドル弾、同16分のFW岡崎の左足シュートだけ。得意のポジションでプレーした本田だが存在感は皆無。会場側のミスで、交代成立前に中村との入れ替えが場内にアナウンスされるぶざまな一幕も。

 中村は後半14分から出場。「ベストな状態ではなくても勝利に貢献できればいい」と話していた司令塔はチーム活性化させたが、ゴールは遠い。10月の3連戦で見せた早めのクロスもなりをひそめた。

 南アが09年に勝ったW杯出場国はニュージーランドだけ。本番なら1次リーグ敗退にも等しい引き分けだ。

 ネルソン・マンデラ・ベイ競技場は南アW杯準々決勝、3位決定戦が行われる会場。目標の4強を達成し、再び帰ってくることができるのか。

(2009年11月15日)
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