川崎-富山 前半、川崎・黒津(右から3人目)が先制のゴールを決める=等々力
「天皇杯、川崎3-1富山」(11日、等々力)
3回戦の残り2試合を行い、ともにJ1とJ2の対戦は、川崎とFC東京のJ1勢が接戦を制した。川崎は富山と対戦し、前半29分、FW黒津勝(27)が先制ゴール。前半終了間際に同点とされたが、後半25分にMF木村祐志(22)が、同33分にはFW矢島卓郎(25)がゴールを決めて3-1で勝利した。FC東京は後半途中、同点に追い付かれたが、MF中村北斗(24)、FW平山相太(24)が連続得点して草津に3-2で勝った。4回戦は14日に3試合、15日に5試合を行い、ベスト8が出そろう。
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苦境を救ったのは22歳の若武者だ。MF木村がプロ初ゴールでチームを勝利に導いた。
1-1で迎えた後半25分だ。FW黒津のドリブル突破からのこぼれ球を拾った木村は落ち着いていた。「GKが前に出ていたのは見えた。感覚で打ちました」。右足の柔らかなタッチで描いた、ループシュート。「打った瞬間分かりました」。
4年目の木村は、光る技術を持ちながらもMF中村らの陰に隠れ、リーグ戦出場はわずかに1試合。負傷のMF中村やFWジュニーニョら主力を欠く中でのアピール弾。「(中村)憲剛さんみたいに、うまい人から練習で(技術を)盗んでいる。このまま結果を残してレギュラーを獲りたい」と意気込んだ。関塚監督も「出場が少なかった選手が成長してくれている」と目を細めた。
ナビスコ杯決勝後の表彰式で見せた選手たちの態度の悪さが、大きな波紋を呼んだ。その反省から誓ったフェアプレーは、この日も健在だった。あの過ちを取り戻すためにも、もう一度、国立へ-。“みそぎ中”の川崎が、伏兵の奮闘で元日決戦へ再び、歩みを進めた。
(2009年11月11日)







