FC東京に敗れまたもや無冠に終わりがっくりの川崎・中村憲(左)と関塚監督(右)=国立競技場
「ナビスコ杯決勝、FC東京2-0川崎」(3日、国立競技場)
刀折れ、矢尽きた戦士たちが“最悪の敗者”のらく印を押された。表彰式での川崎イレブンの態度に、日本サッカー協会の川淵三郎名誉会長、Jリーグの鬼武健二チェアマンらが激怒する事態が起きた。
授与されたばかりの銀メダルをロイヤルボックス内で外す選手が続出し、日本協会名誉総裁の高円宮妃殿下、大会スポンサーらに背を向け、壁に寄りかかる選手もいた。準優勝の悔しさや疲れからか、潔いとは言えない態度だった。
川淵名誉会長が「ワーストルーザーだ」と吐き捨てると、鬼武チェアマンも「賞金を返してもらいたい。(表彰式を目にした)皆さん、怒っておられる」と一喝。鬼武チェアマンは、川崎の武田社長に口頭で厳重注意し、指導の徹底を厳命。何らかの処分を科す可能性も明かした。
武田社長は「不快な思いをさせて申し訳ない」と謝罪し、練習再開の5日にも選手に直接指導する意向。先制された焦りから、単発な攻撃に走り「うちの悪さが出た」と嘆いた関塚監督だが、内容以上に後味の悪い敗戦となった。
(2009年11月3日)







