J1横浜Mの木村浩吉監督(47)が12日、復帰が決定的だった日本代表MF中村俊輔(30)=セルティック=の獲得交渉が急転、暗礁に乗り上げたことで斎藤正治社長(59)らフロント陣を痛烈に批判した。チーム統括本部長時代には中村側と交渉していた同監督は“俊輔システム”ともいえる4-3-3を導入するなど受け入れ態勢を整えていただけに、怒りは収まらなかった。また、中村側が去就についての最終結論を17日以降に出すことが分かった。
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約20人の報道陣を前に、木村監督が怒声を響かせた。「これで(中村俊が)来なかったら怒るよね。復帰はうちのためだけじゃない。日本のためでもある。そのへんも分かって(フロントが交渉を)やってると思っているんだけど。経過?中途半端に聞くと怒りが込み上げてくるから聞いてないよ」。普段は笑顔が絶えない指揮官が怒りを爆発させた。
木村監督は08年1月からチーム統括本部長を務め、同年7月に桑原前監督の後を受けてチームの指揮を執るまで、中村サイドと直接交渉する立場だった。同年4月には斎藤社長とも渡英してセルティック側と接触するなど、復帰に向けた当事者の一人だった。監督就任後も、中村俊復帰を見据え4-3-3システムを導入するなどしてきただけに、寝耳に水の“破談話”に黙っているわけにはいかなかった。
関係者によると、横浜Mは年俸の面ですでに大きく妥協していた中村側に対し、それ以外の金銭面でも譲歩を要求。さらに中村俊の体調を無視したような早期デビュー交渉や、正式契約前の営業活動協力要請が、中村サイドの態度を硬化させた。
斎藤社長は「まだ交渉は継続中。今どういう状況にあるかは説明してある」と話したが、決定的だった7年ぶりの古巣復帰だが「8割方は厳しい」(横浜M関係者)のが現状。木村監督は「オレは(中村俊が)来てくれると信じてる。来たら来たで考えているし、来なくてもやるしかない。交渉の経緯は知らないけど、クラブのことも信じてる。でも来なかったら怒るよ」と最後まで怒りを隠さなかった。







